歯科保険の知識

 

 

≪日本の社会保険・国民保険について≫

アメリカに限らず海外で受けた歯科治療費に対して、日本の社会保険や国民保険が適応されることをご存知ですか。

請求の仕方は組合指定の書類を記入し、歯科医が発行する治療明細書と共に、組合に送付するだけです。 但し、その書類記入には日本語の歯科専門用語を必要とします。

日本歯科グループでは、当院で治療を受けられた患者さんに対して、専門用語と保険事情を心得た日本人スタッフが無料で請求書の作成をしています。 詳しくは最寄りの日本歯科グループまで日本語でお気軽にお問い合わせ下さい。



日本の社会保険・国民保険についてのQ&A

Q: 先日、そちらのホームページを拝見したときに、(海外で受けた歯科治療に対して)日本の健康保険が適用されると書いてありましたが、本当ですか。

A: はい。 社会保険、国民保険ともに適用されます。

Q: 治療の際に、(歯科医院まで)保険請求用紙を持参するようにとのことでしたが、その用紙がどのようなものなのか、そしてどこで手に入れることができるのかを教えて下さい。

A: 社会保険・国民保険ともに、保険申請用紙に全国統一名称はないようですが、一般的に社会保険用は「海外療養費支給申請添付書類様式」、国民保険用は「社会保険支給申請書」と「診療報酬明細書」とよばれているようです。

申請書類の入手方法:

1. 会社員: 会社の社会保険担当部署、総務課などにお問い合わせ下さい。

2. 学生(ご両親の社会保険に一緒に加入している場合): ご両親の勤務先の社会保険担当部署まで、海外で受けた治療に対する社会保険申請書類がないかどうかをお問い合わせ下さい。書類がない場合、会社を通して社会保険事務所に申請書類を取り寄せて頂くことが出来ないかどうかお尋ねください。

3. 国民保険加入者: 国民保険用の書類は、最寄りの役所から入手することが出来ます。

書類を入手するまで、治療を待つ必要はありません。書類作成は治療後に行われます。ご帰国後でも、当院まで申請書類をご郵送頂ければ、無料で書類作成を致します。詳しくはお近くの日本歯科グループまで、日本語でお気軽にお問い合わせ下さい。

ご注意: 保険請求の際提出する当院発行の治療明細書(Superbill / スーパービル)は、必ず原本をお使い下さい。コピーでは、日本の保険の請求をすることは出来ません。

Q: 通院の際、保険証の提示は必要ないと書いてありましたが、保険証の番号等は必要ではないのでしょうか。

A: 保険証の番号が必要になるのは、保険申請用紙にご記入いただくときのみです。

Q: アメリカ旅行中に、NYのミッドタウン・オフィスにて歯科治療を受け、日本の保険請求についての説明をしていただきました。保険事務所より申請書類をいただいてきたのですが、申請書の他に、診療内容明細書等があり、担当医師の署名が必要な欄もあるため、自分で全てを記入することは出来ません。NYのミッドタウン・オフィスに書類一式を送付すれば記入して頂けるのでしょうか?また、診療内容明細書は、NYより頂いたスーパービルがあれば記入する必要はないのでしょうか?教えてください(T.K.さん)。

A: 保険事務所よりお取り寄せになられました保険申請書類を、日本歯科グループ・ミッドタウンオフィスまで郵送して下さい。こちらで必要事項を記入し、Tさんのご自宅へお送りします。あとは、当院発行の治療明細書(スーパービル)の原本とともに、保険組合事務所へ提出するだけです。

 

≪アメリカの民間歯科保険について≫

アメリカでは、日本のような保険制度がなく、個人が会社や学校を通じて民間保険に加入する場合がほとんどです。従って、加入するプランによって、治療還付金の対象となる治療内容や還付金額などは様々です。

全てのプランについて共通して注意しておきたい点は、

@ Deductible (ディダクタブル) … 年間自己負担額があること。

A Yearly Maximum … 年間上限額があること。

(各プランによって、@、Aの金額は異なります)

アメリカでは予防の思想が根付いており、多くのプランが、1年に2回のチェックアップ(定期検診)は、80-100%カバーしてくれます。

日本歯科グループの日本人スタッフは、アメリカ歯科保険のエキスパートです。診察の際に保険IDカードをご持参頂ければ、保険請求を無料で代行致します。

アメリカの歯科保険についてのQ&A

Q: アメリカに来てしばらく経つのですが 日本での健康保険は無く、アメリカでも会社などに属さないため歯の保険がありません。 このような場合、日本歯科グループでは、歯科保険の紹介などは行っていますでしょうか?(O.T.さん)

A: 残念ながら日本歯科グループでは、歯科保険の紹介は行っておりません。 一般的に、歯科医院は保険会社とは何の関係もないため、保険の紹介をするということはないと思います。

Q: アメリカで歯科保険に加入するにはどんな方法がありますか。

A: アメリカで歯科保険に加入するには2つの方法があります。

 第一に、歯科保険に加入している団体(会社、学校、クラブなど)に属する方法。

 第二に、個人で歯科保険に加入する方法。ただし、こちらはとても稀な方法です。各社とも多数のプランを揃えているので、直接保険会社へお問い合わせになるのが一番でしょう。

最近では安価な歯科専門保険も出回っていますが、その治療の質が社会問題となっています。当院へも、他病院で受けた粗悪な治療のせいで、せっかく残せていたかもしれない歯をを抜かなければならなくなったり、治療のやり直しが必要になったりする患者さんがいらっしゃるのでとても残念です。

基本的に、アメリカでは個人で歯科保険のみに加入するということは、とても稀なことであり、保険価格も高額になるということを念頭において下さい。

Q: アメリカの民間歯科保険について質問があります。日本歯科グループでは、アメリカの民間歯科保険会社とはネットワーク提携を結んでいないそうですが、そちらに通院した場合、アメリカの民間歯科保険は適用されるのでしょうか。

A: アメリカの民間歯科保険が適用されるかどうかについては、患者さんの持っている保険のポリシー次第となります。NYエリアでは、ほとんどの日本人(もしくは雇用主)がネットワーク医以外適用のプランを購入されています。ご自分のポリシーをお確かめになりたい場合は、勤務先の担当者か直接保険会社へお問い合わせになるか、または当院でもお手伝い致しますのでお気軽にお申し出下さい。

Q: こんにちは。 NJ州に留学して1年半ほどになるものです。ここ数年歯医者に行かず虫歯を放置していたので、最近痛むようになり、ようやく歯医者さんに見てもらおうという気になりましたが、国民健康保険は支払いを停止しており、保険を持っていません。こちらで歯科保険に入る方が治療費は安くなるでしょうか?あるいは国民健康保険の支払いを再開してカバーしてもらった方がいいでしょうか?(T.N.さん)。

A: 日本でもアメリカでも健康保険には加入なされていないということですので、国民健康保険に加入するという案はたいへん素晴らしいことだと思われます。しかし、今回の場合、すでに痛みがあるとのことですから、まずは歯科医院へ行って検診および応急処置を受けましょう。

その際に、ご自分の今後の滞米予定に合わせた治療方針を相談するのがよいでしょう。長く放っておくと治療はより困難なものとなり、治療費も高くなってしまいます。

アメリカでは、個人で歯科保険に加入するという事はとても稀なことであり、保険の掛け金も高額です。 その高額な掛け金をかけてまでも歯科保険を手に入れなくてはならないほど高額な歯科治療が必要な 場合を除いては、個人で歯科保険に加入するのは得策でないと思われます。 一度、歯科医院でチェックアップをなさり、TNさんの歯科治療費がいくらかかるのか見積書を出してもらってみてはいかがでしょうか。

ご質問・お問い合わせは、各診療所・受付まで、お電話にてどうぞ。

 

 

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