審美歯科とは、歯と歯肉の健康だけを意識した治療だけでなく、見た目の美しさも同時に追求する治療法です。芸能人みたいな輝く歯、笑ったときに見える美しいスマイル・ライン、銀歯のない白い歯、これらは全て審美歯科により可能です。

1.歯石除去

2.ブリーチング(漂白)・・・ご自宅でも歯科診療所でも出来ます。

3.ラミネート・ベニア  4.クラウン  5.歯肉の形成  6.歯列矯正

 

1.歯石除去

たとえ毎日毎晩、きちんと歯磨きしていてもコーヒーやお茶、カレーなど私達の日々の食生活の中で、汚れは次第に蓄積されていってしまうものです。さらに喫煙者ではタバコによるヤニは避けられません。残念ながら、歯の裏表に付着したこれらの汚れは歯磨きでは取れません。そこで歯科医による歯石除去と研磨が必要になるのです。歯石除去は虫歯や歯周病予防にもなりますから一石二鳥と言えます。基本的には6ヶ月毎に歯石除去を受け、歯本来の白さを保つことが賢明です。歯石除去と研磨だけでは、満足のいく白さを得られなかった場合、歯科医にブリーチングを相談してみましょう。

 

2.ブリーチング(漂白)

漂白剤を含んだ薬剤を用いて歯を白くし、輝きあるものにしてくれます。自宅で行うホーム・ブリーチングとオフィスで歯科医が行うオフィス・ブリーチングがありますので、ご自分のニーズに合わせて選択することが出来ます。

ブリーチ前
ブリーチ後

ブリーチを始める前の注意点

  1. 実際ブリーチングを始める前に診断と歯石除去が必要です。診断することでブリーチングが適した治療法かどうか判断します。歯石除去は口腔内を清潔にします。
  2. 以前に治療した充填物(コンポジット)やセラミック・クラウンの色が漂白されることはありませんので、ブリーチング後に新しい色に合わせた治療が必要となる場合もあります。
  3. ブリーチ剤により歯や歯肉が一時的に冷たいものに過敏になることがあります。
  4. ブリーチングをするためには歯や歯肉が健康状態にあることが大切です。

 

ホーム・ブリーチング

自分の口腔内に合わせたブリーチング・トレイが作られます。そこにブリーチング・ジェル(薬剤)をのせ、歯に装着させます。これを1日2-3時間行うと、1週間後くらいから歯の変色が自分でもわかるようになってきます。通常2週間以上続けます。

MERIT(利点)      

オフィス・ブリーチングより安価                                                

オフィス・ブリーチングより漂白濃度が低いので歯や歯肉への負担が少ない

DEMERIT(欠点)     

時間がかかる・自分でコントロールしなければならない

 

オフィス・ブリーチング

歯科医院で行います。通常1-1.5時間程の診察を、2-3回受ける必要があります。

 

3.ラミネート・ベニア

ブリーチングでは漂白できないような抗生物質による変色や、歯がかけてしまったときなどに適した治療法です。歯の表面を薄く削り、そこにコンポジットまたはセラミックを貼り付けます。セラミックでの治療は、コンポジットに比べ応用範囲が広いのが特徴です。限界はあるものの、色の変化だけではなく、歯の長さや形まで比較的希望通りにすることが可能です。ただし、コンポジットに比べコストがかかります。

 

  

     治療前             治療後

 

  

     治療前             治療後

 

4.セラミック・クラウン

神経治療により変色し脆くなった歯の修復や、矯正までしたくはないが歯の位置や幅、長さ、形などを変えたい人に適した治療法です。ラミネート・クラウンによるメリット・デメリットを把握しましょう。

 

  

    治療前               治療後